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尼崎市M様邸 外装劣化調査診断

尼崎市にて外装劣化調査診断を行いました。

 

お住まいの診断は塗装品質を左右する重要な工程です。

 

建物の状態を正確に診断するには、外壁や屋根の知識はもちろん、建物の構造や劣化のメカニズムなど、さまざまな専門知識が必要となります。

大切なお住まいだからこそ、病院のドクターと同じく専門の知識や技術を持ったスペシャリストの目で診断することが大切です。

 

劣化状況は、診断士が解説を入れながらビデオカメラで撮影し記録します。

建物の一部だけでなく全体的な状況を把握することで、より正確な診断結果をお届けでき、具体的なリフォーム計画に役立ちます。

 

撮影した映像は、診断後にご提出する報告書とともにDVDにしてお届けします。 屋根の上など、ふだん見ることができない箇所の劣化状況も、お部屋のテレビでじっくりとご確認いただくことができます。

 

屋根の劣化状況は、実際にあがって見ないとわかりません。

 

家のなかでいちばん傷むリスクが高いのは、実は屋根です。経年劣化や紫外線、雨風などで塗膜が劣化すると、瓦の割れや、雨漏りの原因にもなります。 屋根からの雨漏りは、気づいたときにはすでに重症化していることが多く、早期発見が重要になります。そのためにも、診断時は必ず屋根に上がって劣化状況を細かく診断します。

 

 

今回診断させていただいたお住まいの外壁は窯業(ようぎょう)系サイディングを使用されていました。

 

サイディングには、材質の異なる窯業系、金属系、木質系、樹脂系の4種類があります。窯業系、金属系、木質系サイディングの外壁塗装をする周期は一般的に10~15年に一度です。中でも窯業系サイディングは、住宅外壁材シェア率の80%を占めています。

 

最後の樹脂系サイディング(合成樹脂系サイディング)に関しては、シーリングを使用していないため、定期的なメンテナンスは不要といわれています。

 

窯業(ようぎょう)系サイディングとは原料の約80%がセメント、残りの20%が繊維質・増量材で構成されています。窯業系サイディングボードは工期が短いことや施工性の良さ、デザイン性の良さから非常に人気が高く、近年最も多く住宅で使用されている素材で、各メーカーから様々なデザインの製品が販売されています。

 

内容成分の80%がセメントなので、窯業系サイディングボード自体には防水機能がなく、工場製造時にライン塗装で塗料(アクリル系が多い)を吹きつけて防水機能を持たせています。

 

窯業系サイディングは日本の住宅の外壁材の約80%のシェアを占める外壁材です。デザイン性が高く、施工性も高いなどメリットの多い外壁材で各メーカーから様々なデザインが発売されています。

 

最近では、表面の塗装によって低汚染性を持ったもの等も出てきており、さらに価格幅が広がる可能性もあります。また、窯業系サイディングボードは硬質で密度が高いため、耐震性や防火性、遮音性にも優れています。

 

しかし、窯業系サイディングはメンテナンスを前提とした外壁材で、経年によって劣化するために数年毎に適切なメンテナンスが必要です。ですから、どんな劣化が起こり、どんなメンテナンスが必要かを知っておくことが大切です。

 

防水機能が無いため、新築で使用する場合は工場出荷時に塗装を行い、防水機能を持たせています。しかし、その塗装も塗膜寿命が短いものでは5~10年経つと性能が無くなってしまい、防水性がなくなると家の中へ水が浸入し、外壁のひび割れ、さらに悪くなると躯体自体の劣化を進行させてしまうこともあるため、非常に注意が必要です。

 

また、窯業系サイディングボードは蓄熱性が高く、夏場には濃色の外壁表面温度が60℃を超えることもあるため、室内温度も上昇しやすいということがいえます。外壁表面の塗膜へ不具合が生じてしまう可能性もあります。

 

住宅を長く持たせるために重要なことは「防水」つまり「住宅に水を入れない」ということが大切です。しかし、この窯業系サイディングボード自体には防水機能がありません。内容成分の80%がセメントで出来ているため、防水機能は表面の塗装によって補っているのです。

 

さらに、メンテナンスを行う場合は「シーリング材(以下シーリング)」も考慮しなくてはいけません。シーリングとは、ボードとボードのつなぎ目に入れられているゴムのようなもので、このシーリングは基本的に窯業系サイディングボードの塗膜よりも早く劣化してしまうと言われています。

こちらも劣化してしまうと、ひび割れや破断が起き、その隙間から雨水が住宅へ浸入してしまうのです。そのため、シーリングは定期的に状況をチェックし「増し打ち」、もしくは「打ち換え」といったメンテナンスが必要となります。

 

 

屋根はスレートを使用されておりました

 

スレート屋根は厚さが4.5mmで内容成分の85%がセメント、15%が石綿で形成されています。主成分がセメントであることからスレート屋根自体に防水性はなく、塗装で守ってあげることが必要な屋根材です。

 

スレート屋根の寿命は、約10~20年と言われています。しかし、お住まい周辺の環境(気象条件、交通量など)やメンテナンスの有無によって劣化の進行具合が変わり、一概に、20年間大丈夫というわけではありません。

 

どのメーカーも、基本的には10年ごとの定期メンテナンスを推奨しています。

 

ただし10年という年数はあくまで目安であり、ベストなタイミングは、劣化が軽いうちに、早めにメンテナンスを行なうことです。劣化を放置しておくと、最悪の場合、室内の雨漏りにまで繋がってしまいます。雨漏りの補修には、大掛かりな工事が必要になり、費用も高くつきます。そうなってしまう前に屋根をメンテナンスすることで、費用を抑えつつもスレート屋根の寿命をのばすことができます。

 

スレート屋根に使用されている化粧スレートは、セメントが主成分であることからスレート自体に防水性はなく、塗装によって防水性が保たれています。その塗装による防水性が切れる前に、新しく塗装を施すことで、スレートそのものの劣化を防ぐことができます。

 

日々太陽の紫外線や雨水に晒されているスレート屋根は、年々劣化してき、防水性が薄れていきます。そして、ほぼ剥き出し状態になってしまったスレート屋根は雨水や夜露をどんどん吸水してしまい、スレート自体の劣化が急激に進行、スレート屋根の強度の低下などを招いてしまいます。最悪の場合、スレートが吸収した雨水が建物内部にまで染み込み、雨漏りに繋がる可能性も考えられます。

 

雨水を吸ったスレート屋根から、雨水が建物内部へ浸入してしまうと、水の通り道ができます。一度でも通り道ができてしまうと、雨が降る度に雨水が建物内部へ浸入するようになってしまい、木造の柱は湿気によって腐食しはじめます。湿気を含んだ木材はシロアリの大好物なので、建物の耐久性はあっという間に低下してしまいます。さらに、水分を含んだスレート屋根にカビや藻が発生するなど、建物の外観を損なう可能性もあります。

 

 

診断させていただいたところ、外壁にはボードのシミや浮き、コーキングの断裂が見られ、破損している箇所もありました。

 

 

コーキングには可塑剤(かそざい)と呼ばれる弾力性を持たせる成分が含まれており、お家への水の浸入を防ぐ、地震などによる揺れの負担を緩和するなど非常に重要な役割を持っています。この可塑剤の寿命が5~10年で、それに伴いコーキングも傷みはじめます。

 

このようにコーキングが寿命を迎えると、弾力性が失われひび割れなどの劣化が発生します。防水性が低下することはもちろん、建物へかかる揺れの負荷を緩和する機能も低下します。

 

コーキングの主な役割は「水が建物内部に浸入することを防ぐ」、「揺れに対する負荷を緩和する」という2つがあります。コーキングの断裂はかなりの量の水が浸入する可能性がありますので、メンテナンスの緊急性が高い状態です。

 

ボードの割れに関しては0.3mm以上のひび割れが発生している場合、ひびが外壁の裏側まで到達している可能性があります。放っておくと、水が建物内部に浸入していきます。

 

 

屋根の方は、一部で屋根材の端部が欠損していました。ひび割れからさらに劣化が進行すると屋根材の欠損へとつながります。

表面塗膜の劣化もみられ、素地のセメントが見えてきている箇所もありました。

 

屋根板金の重なり部分には隙間ができており、木部が見えている状態でした。既に水が入っている可能性が高く、こちらもメンテナンスの緊急性が高いといえます。

 

 

 

壁・屋根・お住まいの耐久年数は水が入りだした瞬間から著しく低下致します。サイディングボードの裏には防水シートが施工されている為、家の中への漏水はなかなかしませんが、家の中に漏水してしまいますと、そのもっと前から水が回っている可能性が極めて高い状態となります。

 

このような劣化がなぜ起こるのかをビデオ及び直接ご説明させて頂く事により、その箇所の適切な補修が見えてきます。

 

どの業者に頼めばいいか分からない、どこに相談すればいいか分からないとお悩みの方は、ぜひ一度劣化診断をお申込み下さい。お待ちしております。