外壁塗装を検討の方必見！茶色の屋根に合う色を解説

2023.3.21

外壁は定期的な塗装が必要ですがどんな色でもいいわけではありません。
外壁の色は家の雰囲気を大きく左右し、内装と違い、外に見えるため失敗したくはありませんよね。
また、外壁の色を決める際は、屋根の色との相性を見ることも必要であるため、ますますどのような色にすれば良いのか分からなくなってしまいます。
今回は外壁の人気の色や色選びのポイント、なぜ茶色が人気なのかの理由を紹介します。
また茶色の屋根にあう外壁の色の探し方についても紹介します。
外壁塗装の際にぜひ参考にしてみてください。

□外壁の人気がある色とは

人気がある色はベージュ・ホワイト・グレー・ブラックが人気です。
上記の色は、汚れが目立ちにくい色であるため、どんな屋根の色とも比較的相性が良い色とされています。
特に人気な色は、ベージュです。
シンプルな色となっており、白に比べて汚れが目立ちづらいというのもあります。
注意点としてベージュと言っても、様々な種類があるので注意が必要です。
外壁の汚れの原因となるのは、カビやコケ、砂埃などのように、中間色のものが多いです。
よって、汚れとの色の差がない、淡い色、落ち着いた色が外壁に適しているでしょう。
外壁で後悔したくないなら、グレーが断然おすすめです。
比較的イメージ通りの仕上がりになりやすく、イメージとの不一致が少ない色です。
外壁塗装の場合、仕上がってしまうと微調整はできません。

また、外壁塗装の色を選ぶ際は、屋根塗装の色との相性も見ておくことが大切です。
そこで、屋根塗装の人気色についても紹介します。
ブラック・グレー・ブラウンが人気の色です。
屋根は外壁とは異なり一日中陽の光を浴び続けることになりますので、劣化も外壁よりも早い傾向にあります。
よって、ピンクやブルー、イエローなどといった明るい色を使用すると汚れが目立ったり、塗装のくすみが目立ちやすくなります。
ブラック系は比較的、何色の外壁とも相性が良いので組み合わせに関しても問題ないのも人気の理由です。

□外壁の色選びのポイントとは

1つ目はバランスです。
外壁と屋根の調和が重要です。
屋根は家の上にあるパーツなので、外壁との色のバランスがおかしいと、見た目が悪くなります。
家をおしゃれにしたいと思うならば、外壁とのバランスはメリハリがあって、且つ調和のとれた組み合わせを意識すると良いでしょう。

2つ目は近隣住宅との色合いです。
街並みの調和が取れていないような色を選ぶと、あなたの家だけ浮いてしまい、景観を損ねることにも繋がります。
自分が好きな色を選んでも後悔する可能性があります。
外壁や屋根は塗り直すことは難しいため、近隣との相性は事前に確認しておきましょう。

3つ目は屋外での見え方です。
屋外での色の見え方を考慮して色選びをすると、イメージ通りではなかったということが少なくなります。
色を決めるために、サンプルを見て決定することが多いですが、そのサンプルは手元や室内で確認することがほとんどです。
しかし、屋根は屋外にありますし、陽の光を浴びたり日陰になったりすることで、目で見える色は変化します。
晴れた日や雨の日、曇りの日も同様で、晴れていればより明るく、曇っていればより暗い色に感じます。
そういった差が出るということを頭に入れて、明るい色から暗い色まで想像した上で納得できる色を選びましょう。

4つ目は遮熱効果のある色のチョイスです。
見た目よりも、遮熱効果といった機能性を期待した色選びをしたいという方もいるかと思います。
太陽光の反射率が高い明るい色ほど遮熱効果が出やすいと言われており、一番遮熱効果が高い色は白色です。

□なぜ外壁で茶色が人気なのか

1つ目は汚れが目立ちにくいからです。
スタンダード色として茶色の外壁が多いイメージがあります。
メリットとしては、外壁の汚れが目立ちにくいことがあります。
住宅の外壁は、常時雨風や日射に曝されることで、汚れが発生し、美観に影響を及ぼします。
外壁には湿気や空気中の埃が固まり、汚れとなったり、湿気が溜まりやすい箇所にはカビが発生したりすることもあり、汚れを避けることは困難です。
特に白系の壁には汚れの色が目立ちやすく、美観が損なわれた印象が強く与えてしまいます。

2つ目は落ち着いたイメージになることです。
茶色は自然を連想させるような色であるため、非常に落ち着いた印象を与えてくれます。
暗い茶色を使用すると重厚感を演出でき、逆に明るい茶色を採用すると、かわいらしい印象を与えます。
同じ茶色でも明度の違いによって与える印象は違うため、ご自身が演出したい雰囲気に合うような明度を探してみましょう。

3つ目は他の色との相性の良さです。
茶色は他の色と馴染みやすい特徴があるため、合わせ色に選ばれやすい色です。
淡い茶色をベースカラーにして他の色を際立たせたり、濃い茶色を1階部分に採用して家全体を大きく見せる使い方が人気です。

□茶色の外壁にする際の注意点とは

1つ目はカラーシミュレーションを使用した方が良いということです。
茶色は明度の違いによって、与える印象が変わるため、まずはカラーシミュレーションを活用して、どのような雰囲気になっているか確認することが大切です。
家全体の色味を把握するためにも一度、コンピューターでシミュレーションしてみると良いでしょう。

2つ目は色見本での確認です。
イメージができたら、次は色見本を使っての確認です。
カラーシミュレーションだけでは、現実の色を表現しきれないことがあるので最終確認が必要です。
小さめの色見本だと実際に塗装をした時のイメージとズレが生じる可能性があります。
そのため、なるべく大きめの色見本を使うことがおすすめです。

3つ目は色の組み合わせに気をつけることです。
一般的に、屋根を合わせて4色以上取り入れると統一感が失われやすいと言われています。
特にシンプルな印象を与えたい場合は、色の数は最小限にするようにしましょう。

4つ目は雰囲気の違いです。
先ほども述べた通り、茶色の中にも何色もあり、1色1色異なります。
他にも建物の形状や使われている素材によっても、イメージは大きく変わります。
塗料の色見本帳を見ると好みの色に思えても、実際に塗装してみると思っていた色と違うと感じてしまうこともあります。

□失敗しないための色選びのポイントとは

1つ目のポイントとしては家の周りの環境の確認です。
周囲の住宅の色と同調させるのか、目立たせるのかを確認しましょう。
自宅周辺を歩いてみて、ご近所に気に入った色があればご近所に聞いておくこともオススメです。

2つ目は似た色選びの注意です。
多い悩みとして挙げられるのが、似た色の選択の難しさです。
小さい色見本で並んでいるのを見ると何が違うのかわからないほど似た色が多くあり、どの色が良いのかわからなくなります。
数色で悩んだ場合はA4以上の色見本の取り寄せをして、大きな色見本で確認するようにしましょう。

3つ目はカラーシミュレーションの活用です。
色味自体ではなく全体の配色イメージを見るにはカラーシミュレーションが効果的です。
ただしカラーシミュレーションはパソコンで見る色味、印刷のインクなどにより見え方が変わってくるため、似た色の比較には適していません。
大きく色を変更する際、全体像のイメージを使う際に活用しましょう。

茶色の外壁にする際は、どのような色の屋根にするのか。
また、茶色の屋根にする際は、どのような色の外壁にするのか。
上記のようなお悩みをお持ちの場合は、色見本やカラーシミュレーションを使用して、様々な色と茶色を組み合わせていくと、ご自身の好みに合った組み合わせが見つかるでしょう。

□まとめ

今回は外壁の人気色や色選びのポイント、なぜ茶色が人気なのかの理由を紹介しました。
また、茶色の屋根にあう外壁の色を決める際や、茶色の外壁にあう屋根の色を決める際など、色の組み合わせにお悩みをお持ちの場合は、色見本やカラーシミュレーションをうまく活用することが大切です。
これからも長く住むマイホームを、住んでいて気持ちのよいカラーデザインに仕上げるために、上記のポイントや注意点をぜひ心にとめておいてください。