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外壁塗装の塗り替え時期はいつ?基本から季節の選定までご紹介します!
2023.12.14
家の外壁は、美しさと耐久性によって家全体の印象を大きく左右します。
そのため、家の外壁をきれいに保つことは非常に重要です。
適切なメンテナンス時期と方法を知ることで、いつまでもきれいな見た目を保てますよ。
しかし、外壁塗装についての情報はなかなか見つけにくいですよね。
いつ塗り替えるべきか、どの季節が最適なのか、さらにはどのような点に注意すべきか、といった疑問が浮かんでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、外壁塗装の塗り替え時期の判断基準、適切な季節、そして注意すべきポイントを解説します。
◻︎外壁塗装の塗り替え時期の基本理解
外壁塗装の塗り替え時期は、一般的には10年が目安とされます。
この10年という数字は、多くの外壁用塗料がその耐用年数として10年前後を設定しているからです。
しかし、この「10年」はあくまで一般的な目安であり、実際には塗料の種類や塗り方、さらには外壁の素材によって、耐用年数は大きく変動します。
また、外壁用塗料には多種多様なものがありますよ。
例えば、アクリル樹脂塗料は3~5年、ウレタン系塗料は6~10年、シリコン系塗料は8~15年と、それぞれの塗料には特有の耐用年数が存在します。
この耐用年数は、塗料の価格とも密接な関係していて、耐用年数が長い塗料は高価ですが、その分、塗り替えの頻度は低いです。
外壁塗装の耐用年数だけでなく、建築材料自体の耐用年数も考慮しましょう。
たとえば、木造住宅は法的に22年、鉄骨鉄筋コンクリート造住宅は47年です。
耐用年数が近づくと、単に塗り替えるだけではなく、外壁材そのものの交換が必要になる場合もあります。
外壁塗装の塗り替え時期は、塗料の耐用年数、建築材の耐用年数、そして外壁の現状を総合的に考慮して判断しましょう。
特に、外壁にひび割れや色あせなどの劣化症状が見られる場合は、早めの塗り替えがおすすめです。
◻︎塗り替え時期のサインと対処法
外壁を塗り替えるタイミングは、症状によって異なります。
*色あせしている場合
外壁の色が褪せてきた場合、塗り替え時期が近づいている1つのサインです。
色あせは、紫外線や風雨による塗料の劣化が主な原因となります。
色あせた状態が進行すると、外壁の保護機能が低下し、さらなる劣化を招く可能性があるため注意しましょう。
早めに専門家に相談し、必要ならば塗り替えを行うことが、外壁を長持ちさせるポイントです。
*ひび割れしていたら
外壁にひび割れが見られる場合、塗料が硬化し、柔軟性を失った証拠です。
ひび割れした状態が放置されると、雨水が内部に浸透し、建物の骨組みにまで影響を及ぼす可能性があります。
ひび割れを発見したら、速やかに専門家の意見を求め、適切な修復や塗り替えを行うと安心ですよ。
*カビや藻類の発生していたら
湿度が高い場所や、日当たりの悪い場所では、外壁にカビや藻類が発生する可能性があります。
カビや藻類のような微生物は、外壁の塗料を分解し、劣化を早める要因となります。
発生を確認した場合は、専門の洗浄剤で清掃後、抗菌・防藻性のある塗料で塗り替えるのがおすすめですよ。
*塗膜が剥がれていたら
塗膜が剥がれてくると、外壁の防水性や保護性が大きく低下します。
塗料自体の劣化だけでなく、塗装時の作業ミスも原因となり得るため気を付けましょう。
剥がれを確認した場合は、早急に塗り替えを行い、外壁の健全性を回復させる必要があります。
◻︎塗り替え作業の手順と注意点
塗り替え作業を行う際は、以下の手順に沿って行うのがおすすめです。
1.専門家との相談
塗り替え作業を始める前には、必ず専門家と相談を行いましょう。
専門家の意見を参考にして、どのような塗料を選ぶべきか、作業のスケジュールはどうすべきかといった点を明確にします。
専門家のアドバイスは、塗り替え作業がスムーズに進むために大切です。
2.予算の設定
塗り替え作業にはそれなりの費用がかかります。
予算を事前にしっかりと設定し、その範囲内で最適な塗料と作業手順を選びましょう。
予算の設定が明確であれば、無駄な出費を抑制し、効率的な作業が可能です。
3.塗料の選定
塗料の種類は多岐にわたります。
耐久性、色の種類、価格など、多くの要素を考慮しながら選ぶ必要があります。
専門家と相談しながら、建物の状態や目的に合った塗料を選びましょう。
4.作業のスケジューリング
塗り替え作業は、天候にも影響を受けるため、作業日程をしっかりと計画する必要があります。
雨天時には作業ができない場合も多いので、予備日を設けるなど、柔軟なスケジューリングが求められます。
5.作業の実施とフォローアップ
計画を立てたら、次は作業の実施です。
専門家と連携を取りながら、計画通りに作業を進めましょう。
作業後は、しっかりとフォローアップを行い、塗り替えが適切に行われたか確認することが重要です。
塗り替え作業は、一見単純なようでありながら、多くの要素を考慮する必要があります。
専門家との良好なコミュニケーションと、計画的なアプローチがポイントです。
注意点を押さえ、計画をしっかりと立てれば、効果的な塗り替えを実現できますよ。
◻︎最適な塗り替え季節とその理由
外壁の塗り替えは、春がおすすめです。
1.春
春は新生の象徴とされ、多くの人々がこの時期に家屋の修繕やリニューアルを検討されるのではないでしょうか。
気温が穏やかで、湿度も適度なレベルに保たれることが多いため、塗料が均一に乾燥しやすく、作業がスムーズに進行します。
冬の厳しさを耐え抜いた外壁には、新たな保護膜が必要とされ、春の温かな日差しと共に、新しい塗料でその寿命を延ばせます。
さらに、春は花々が咲き乱れる美しい季節でもあり、その美しさに合わせて外壁も新たな色で彩ることで、家全体の雰囲気を一新することもできますよ。
2.夏
夏は暑さが厳しく、高温多湿が続く場合が多いですよね。
夏は、塗料が乾燥する速度は確かに速いものの、高温によって塗料が適切に定着しないリスクも高まります。
そのため、夏季の塗り替えには専門家との綿密な相談が必要であり、特に午後の炎天下での作業は避け、早朝や夕方に作業を行う必要があります。
また、夏は台風などの自然災害も多く、その影響で作業が中断される可能性もあるため注意しましょう。
3.秋
秋は春と同様に、気温と湿度が比較的安定している季節です。
そのため、塗り替えを行うと、冬季に向けての準備が整い、万が一作業が遅れても柔軟に対応できる時間的余裕が生まれます。
秋の風は穏やかで、自然の色彩が豊かになる時期でもありますよね。
美しい季節に合わせて外壁を塗り替えることで、自然界の美しさを取り込みながら、家の外観も一層引き立てられます。
4.冬
冬は寒さが厳しく、低温と低湿度が作業を困難にします。
塗料が乾燥するのに時間がかかるだけでなく、寒さによって作業員が長時間作業することが難しいことも。
さらに、冬は雪や氷が降る地域では、作業自体が危険を伴う可能性もあります。
もし冬に塗り替えを行う場合は、高性能な塗料を選ぶ、作業時間を短縮する、暖房機器を用いるなど、対策を取りましょう。
各季節にはそれぞれの特性とリスクがありますが、それぞれの季節に適した塗り替え方法を選ぶことで、効果的かつ長持ちする塗り替えができます。
季節の特性を理解し、専門家としっかりと相談をすることがポイントです。
◻︎まとめ
家の印象を左右する外壁ですが、10年ほど経過したら塗り替えが必要です。
さらに、年数にかかわらず、色あせやひび割れ、カビや塗膜の剥がれを発見したら早めに専門の会社に相談すると安心ですよ。
外壁塗装工事を依頼したい場合は、まず会社を決め、塗装会社と相談しながら予算や塗料、スケジュールを決めましょう。
塗装工事をするのは塗料が綺麗に乾燥しやすい春がおすすめですが、他の季節に行うこともできます。
西宮市周辺で 外壁の工事について、お悩みの方は、ぜひ当社までご相談ください。
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