「住宅の外壁が劣化しているため、業者に塗装を頼もうと考えている。」

「業者探しをしているのだけれども、どこに依頼するのが良いのだろう？」
住宅のリフォームについては、小さな修理であればご自身でもできるかもしれません。
しかし、外壁や屋根になると、業者に依頼することになりますよね。
そこで問題なのは、どこに依頼すればよいのかということでしょう。
業者選びの判断基準と言われてもなかなかつかみにくいかもしれません。
今回は、外壁塗装を優良業者に依頼するために知っておきたい判断基準をご紹介します。

□悪徳業者と優良業者を見極める際のポイント

優良業者か悪徳業者か判断するのは難しいですよね。
見た感じは同じような工事会社ですし、依頼してはじめて気づくということも少なくありません。
しかし、見極めるためには、いくつかの観点に注意を払う必要があるのです。
主に、工事の内容・保証が充実しているか・見積もりの三つがあります。
ここでは最初の二つについて解説していきましょう。

＊工事の内容を詳細に説明してもらえているか

外壁塗装については、様々なトラブルが起こります。
特に、金銭面での揉め事は厄介なので避けたいものですよね。
資金が思っていたよりも違う、実際の工事が説明と違うとなると後から解決するのは大変になります。
そこで、予め優良な業者を選んでおく必要があります。
その際のポイントの一つが、工事の内容を情報として詳細に説明してもらえているかということでしょう。
これによって、業者の丁寧さを見極めることができます。
悪徳業者になると、簡単に済ませたり、あいまいにしてしまったりすることも多いものです。
そこでの反応などから絞っていくようにしましょう。

＊保証が充実しているか

外壁塗装については触っていない部分で、早期の劣化が生じることもあります。
その際に、また新たに業者に依頼して修理してもらうとなると、費用の面で負担が大きくなりますよね。
余計なコストにならないためにも、保証がある方が安心ですよね。
ここでポイントとしては、内容とその期間を押さえておくことです。

まず、保証の内容としてよくあるのは、定期的な点検と万一の不具合があったときの修繕工事です。
業者によっては、有料にしているところもあります。
悪徳業者は、それが無料であるか有料であるかということを曖昧にしていることが多いです。
本当に無料でついているのかということをしっかりと確かめていきましょう。
そして、期間についてもみておきたいポイントです。
短すぎるのは選びませんが、長すぎても良いというわけではないことが注意点としてあります。
というのも、自然の劣化までに対応することは考えにくいためです。
業者側の過失として修理するのはわかりますが、長期間になるとそうでないものも修理しなければならなくなります。

どんな場合にも保証に対応するというのは変ですよね。
そういった業者は、工事の経験が浅くて劣化のことをあまり知らないか、保証する気がない可能性もあります。
長さも適切であるかで判断していきましょう。

 

□見積もりが重要な理由とそこで押さえておくべきこと

業者を選ぶ際に押さえておきたい観点の一つに、見積りがあります。
見積もりというのは、工事の前にどのくらいの価格になるのかということを確かめる作業です。
ここでは、見積もりが重要だと言われている理由と、押さえておきたい注意点を解説します。

＊見積もりを依頼するのが重要だと言われている理由は？

見積もりを依頼すべき理由には二つあります。
一つ目は、相場の目安が見極められるからです。
外壁塗装には、全体的に、特に決まった金額がありません。
たとえば、工事の一つとして、サイディングの修理がありますが、定価は決まっていないのです。
そのため、商品のように相場が読みにくいという特徴があります。
そこで、いくつかの会社に見積もりを依頼することで予算を知れれば、資金計画に役立てられます。

二つ目は、業者を比較する判断材料となるからです。
いくつもの候補から、絞っていかなくてはなりません。
そこで見積もりが有効な比較材料となります。
同じ条件で費用を算出してもらうため、どの業者がなるべく安く工事ができるかということがすぐに見えるのです。
また、明らかに変な価格を提示した業者も見極められます。

＊見積もりで比較する際に押さえておきたいことは？

見積もりによって業者を比べる際に押さえておきたいことは二つあります。
一つ目は、説明が明確であるかということです。
外壁塗装の業者選びでよく起こる失敗として、思っていたよりも高いということがあります。
見積もりというのは、概算であるため、相場が変動するのは致し方がないかもしれません。
しかし、業者の中には、契約してもらうためにわざと金額を下げて提示してくるところもあります。
変動があることを利用して、後に吊り上げられるのもよくあるトラブル事例です。
こういったことに巻き込まれないように、費用の説明が明確であるかどうかを確かめることをおすすめします。
特に説明もせずに、あからさまに費用を強調してくるところは避けた方が良いでしょう。

二つ目は、一括という料金設定がないかということです。
見積もり時には書類が作成されます。見積書と呼ばれるものであり、何の項目にどのくらいの費用がかかるのかを示したものです。
悪徳業者の中には、わざと一括で表記することで後々に言い訳が効くようにしています。
もし仮に、そういったよくわからない表記があれば、質問で問い合わせてみましょう。
変な隠し事をしない会社であれば丁寧に答えてもらえますので、そのときの対応でみていくのもおすすめです。

 

□優良業者の中から、どのように選んでいくのか？

＊経験値が高いか

外壁塗装の工事は、簡単には直せないようなところの修理もしなければならないこともあります。
また、塗料は意外にも剥がれやすいものであり、単に塗っているだけでは効果が薄いものです。
出来栄えに差が出やすいこともあって、技術力があるかがポイントとなります。
判断する方法としておすすめなのは、過去の施工事例を見せてもらうことです。
実際の事例を見ることで、ご自身の工事がどうなるかというイメージも付きやすいでしょう。
そして、その業者のテクニックも垣間見ることができ、より安心して依頼できます。

＊相性が良いか

外壁塗装の工事というのは、最短でも2週間くらいかかります。
雨が降ったり低温だったりするとさらに長くなることもあるでしょう。
また、保証期間も含めると数年にわたる付き合いになることも少なくありません。
長く関わることになる相手ですから、お互いに気持ちの良い関係でありたいですよね。
そのことも踏まえ、業者との相性は大きなポイントになります。
仮に優良業者と言われて技術力があっても、なかなか気に入らないこともあるでしょう。
見積もりや相談などで話をする中で、どの業者と相性が良いかを比べていきましょう。

□まとめ

今回は、外壁塗装に関連して、優良業者に依頼するために知っておきたい判断基準をご紹介しました。
悪徳業者を見極めるポイントとしては、内容を詳細に説明してもらえているか・保証が充実しているか・見積もりがあります。
そして、優良業者の中でも、技術力があり、相性が良いかもみておきたいポイントです。
様々な比較方法があるので、怪しいところを除きつつ、ご自身にとってふさわしい業者を見つけましょう。

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