「外壁塗装を初めてしようと思っている。」
「依頼する業者の選び方や注意すべきポイントを知りたい。」
外壁塗装をする際には、業者に依頼することをお考えの方が多いでしょう。
その際には、納得して依頼できるように、選び方を把握しておきたいですよね。
専門業者の中でも質が大きく違うため、注意点も含めて押さえておくのが大切です。
そこで今回は、外壁塗装を依頼する業者を選ぶ際のポイントや注意点をご紹介します。

□外壁塗装を依頼する業者を選ぶ際のポイント

業者選びでよくある後悔は、なんとなく紹介された業者に依頼した結果のミスマッチです。
もちろん周りからの評価は参考になりますが、それが最もふさわしいとは限りません。
ご自身が納得して選ぶのが大切です。
業者を選ぶ際には、様々なポイントが考えられます。
その中でも見ておきたいものは、特に価格面・技術面・相性面です。

＊価格が手ごろで項目が明確か

外壁塗装では様々な項目で費用が必要です。
塗装の作業だけでも、人件費と塗料の代金がかかります。
また、それに先立ち、高圧洗浄・補修工事・養生などの作業も行います。
そして、住宅工事の際には、足場やシートがあるのを見た方もいらっしゃるかもしれません。
外壁塗装をする際は、足場やシートの設置もまた工事代金に含まれます。
これらを含めると、全体の費用も上がります。
そこで業者を選ぶ際には、価格が手ごろで、それぞれにかかる費用の項目が明確かどうかで判断しましょう。

＊実績があり、経験が豊富か

外壁塗装の工事は専門的な作業も多く、DIYではしばしば失敗が目立ちます。
そのため、なるべく実績があり経験が豊富な業者を選ぶのがおすすめです。
実績があって技術力が高いかは、過去の施工事例を見せてもらうのがおすすめです。
もし仮に、見せようとしないところは隠したいことがあるのかもしれません。
実物を見ることで、ご自身の工事がどうなるのかのイメージも付きやすいでしょう。
また、その業者が創業してから何年経過しているかを調べるのも良いでしょう。
創業したばかりの業者は、経験が浅く技術力が未知数です。
成功する可能性が見込めないところに多くの投資をするのは危険ですよね。
より安心して依頼できる業者を絞りましょう。

＊相性が良いか

業者を選ぶ際に忘れずに押さえておきたいのは、相性の良さです。
塗装工事は、施工だけでも最低二週間くらいかかります。
常に予定通り進むとは限らず、天候に左右されることも多いです。
たとえば、雨が降ったり低温だったりすると塗装ができず、さらに長引くでしょう。
そして、保証期間も含めると数年にわたる付き合いです。
長く付き合うことを考えると、お互いに気持ちの良い関係でありたいですよね。
見積もりや相談などの関わりの中で、ご自身との相性を見ていくと良いでしょう。
真摯に向き合ってくれるか・説明が丁寧かなど、ご自身にとって納得のいく相手であるかを確かめましょう。

 

□業者を選ぶ際の注意点

外壁塗装を請け負っている業者の全てが良いとは限りません。
残念ながら、悪徳業者と言われるところも存在しています。
大切な家を扱う相手ですし、費用もかかる工事です。
納得のできる相手を選びたいですよね。
見極めるためには、いくつかの観点に注意を払う必要があります。
以下では、特に重要な四つの注意点についてご紹介します。

＊大幅な値引きにのらないようにする

外壁塗装で費用のことが気になる方も多いと思います。
もちろんなるべく安い価格で工事をしてもらえるのであれば嬉しいかもしれません。
しかし、人件費や材料費を踏まえると、極端に低価格であれば怪しいです。
実際に、手抜き工事や材料の質が低いなどのトラブル事例も出ています。
安くした結果、より早期に劣化する工事をされては本末転倒ですよね。
また、なるべく安くしたい顧客の心理を逆手にとって契約を結ぶ悪徳業者が多いのも事実です。
常套手段で用いられているのは、大幅な値引きを行うことです。
特別価格やキャンペーンを謳い、期間限定だと言ってなるべく早く契約させようとします。
特別価格などと言われると、お得に感じて契約したくなるかもしれません。
しかし、それでは業者の思惑にそのまま引っかかってしまいます。
他の業者と比較せずに、すぐに契約させようとする策略にはのらないようにしましょう。
詰め寄られてもいったん断り、じっくりと考えるのがおすすめです。

＊見積書に詳細が記載されているかを確かめる

外壁塗装をする際には、事前におおよその価格を知るために見積もりを取る作業を行います。
見積もりは、費用の目安を知るとともに、それぞれの業者を比較する材料としても使えます。
そこで発行されるものが見積書です。
見積書には、それぞれの工事の項目とどのくらいの費用がかかるのかを示してあります。
業者を選ぶ際には、見積書に詳細が記載されているかを注意して確認しておきましょう。
悪徳業者の多くは、一括と表記して言い訳がきくようにします。
後になって価格を吊り上げられても、約束していないことであれば文句を言えないですよね。
仮に曖昧な書き方が見つかれば、質問して潰しておきましょう。
そのような場合に顧客に対して真摯に向き合うかで比較するのも大切です。

＊工事内容に関して丁寧な説明を受けているか

外壁塗装工事では、様々なトラブルが起こります。
工事内容や費用面に関してしっかりとして共有がなされていないと揉め事に発展しやすいでしょう。
お互いの関係が良くない状態で工事をしてもうまくいきそうにもないですよね。
事前にこういったリスクを除いておくのが大切です。
そこで、工事内容に関して丁寧な説明を受けているかを注意しておきましょう。
悪徳業者は、説明を簡単に済ませたり、曖昧にしか話さなかったりすることもあります。
わからないところは質問を繰り返し、顧客に対して真摯に向き合うかどうかをみておきましょう。
費用もかかりますので、信用できるかでも絞っていくのがおすすめです。

＊保証やアフターフォローが充実しているか

外壁塗装が行われたからと言って、今後何年も安泰とは限りません。
触っていない部分から、早期の劣化が生じる可能性もあります。
補修に余計なコストがかかるのを避けるためにも、保証があった方が安心できますよね。
アフターフォローの充実度に関して押さえておきたいのは、内容と期間です。
保証の内容で多いのは、定期的な点検と万一の不具合に対する修理工事です。
悪徳業者は、無料か有料かを曖昧にする傾向があります。
知らずに請求されては厄介ですから、本当に無料なのかを書面などでも確かめておきましょう。
そして、保証期間が短い業者は選ばない方が多いとは思いますが、長すぎても良いわけではありません。
なぜなら、触っていない部分や経年劣化によって十年ほどでまた修理が必要であるからです。
業者側の過失はまだしも、自然の劣化まで対応するのは考えにくいですよね。
極端に長く設定している業者は、工事の経験が浅く劣化についてあまり知らない可能性もあります。
また、そもそも保証する気がないかもしれません。
内容と同様に長さも適切であるかを確かめておきましょう。

□まとめ

今回は、外壁塗装を依頼する業者を選ぶ際のポイントや注意点をご紹介しました。
選ぶポイントは、価格が手ごろで項目が明確か・経験が豊富か・相性が良いかなどが挙げられます。
また、悪徳業者の常套手段である、大幅な値引きや極端に安い価格には要注意です。
見積書の詳細さ・説明の丁寧さ・保証の充実度にも注目しておきましょう。

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