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外壁の色が濃いと後悔する?デメリットと対策法を解説!
2025.11.15
濃い色の外壁は、外壁塗装において人気の高い色味の1つです。
重厚感があって、スタイリッシュ。
でも、実際に濃い色の外壁を選んだ後で「失敗した…」なんて後悔したくないですよね。
色褪せや汚れが目立つ、なんて話も耳にするし、本当に大丈夫なのかと不安になる気持ちも分かります。
そこで今回は、濃い色の外壁塗装のメリット・デメリットを詳しく見ていきます。
具体的な対策もご紹介するので、ぜひ最後まで読んで、外壁選びの参考にしてください。

濃い色の外壁塗装のデメリット
色褪せのメカニズムと対策
濃い色の外壁は、色褪せが目立ちやすいというデメリットがあります。
これは、塗料に含まれる顔料が紫外線によって分解されるためです。
特に原色に近い濃い色は、多くの顔料を使用しているため、色褪せが目立ちやすい傾向にあります。
赤や黄色は特に注意が必要です。
しかし、色褪せを完全に防ぐことはできません。
そこで重要なのが、対策です。
耐候性が高い塗料を選ぶことが重要です。
フッ素樹脂塗料や無機塗料は、紫外線や雨風に対する耐久性に優れ、色褪せを抑制する効果があります。
また、定期的な洗浄を行うことで、汚れによる色褪せも防ぐことができます。
さらに、南向きの壁など、直射日光が当たる部分には、特に耐候性の高い塗料を使用することをおすすめします。
塗料選びだけでなく、メンテナンスの計画も色褪せ対策には欠かせません。
汚れが目立つ原因と予防策
濃い色の外壁は、汚れが目立ちやすいという欠点があります。
薄い色の汚れは、濃い色の背景では目立ってしまいます。
砂埃や鳥の糞、排気ガスなど、様々な汚れが原因となります。
特に都市部では、排気ガスや粉塵の付着が目立ちやすいでしょう。
しかし、適切な対策を行えば、汚れを軽減することは可能です。
防汚効果のある塗料を選ぶことが効果的です。
防汚塗料は、汚れが付きにくく、落ちやすい性質を持っています。
また、定期的な洗浄も重要です。
高圧洗浄機などを使用し、こまめに汚れを落とすことで、外壁を清潔に保つことができます。
さらに、撥水性の高い塗料も汚れ対策に有効です。
撥水塗料は、水をはじくため、汚れが外壁に付着しにくくなります。
素材選びも重要で、汚れが付きにくい素材を選ぶことで、メンテナンスの手間を省くことができます。
劣化の進行と抑制方法
濃い色の外壁は、劣化も目立ちやすいです。
塗料の劣化は、色褪せとは異なり、塗膜の剥がれやチョーキング(白化)として現れます。
これは、紫外線や雨風による塗料の成分分解が原因です。
濃い色では、この白化がより目立ち、建物の老朽化を印象づけてしまいます。
しかし、劣化の進行を遅らせることは可能です。
高品質な塗料を使用することが重要です。
フッ素樹脂塗料や無機塗料は、耐久性に優れ、長期間にわたって劣化しにくい特徴があります。
また、定期的な点検も大切です。
劣化の兆候を早期に発見することで、大規模な修繕を回避することができます。
さらに、適切なメンテナンスを行うことで、劣化を抑制できます。
定期的な洗浄や補修を行うことで、塗膜の寿命を延ばし、建物の美観を長く保つことができます。
色の組み合わせのポイント
濃い色の外壁は、他の色との組み合わせが重要です。
濃い色は存在感があるため、他の色とのバランスを考慮しないと、全体としてまとまりのない印象になってしまいます。
屋根や窓枠、玄関ドアなどの色との調和を意識しましょう。
例えば、濃い色の外壁に白い窓枠を組み合わせることで、コントラストが生まれ、スタイリッシュな印象になります。
反対に、濃い色の外壁と濃い色の屋根を組み合わせると、重苦しい印象になる可能性があります。
色の組み合わせを選ぶ際は、色のトーンや彩度にも注意しましょう。
濃い色の外壁に、同じような濃い色の屋根や窓枠を組み合わせると、全体の印象が暗くなってしまいます。
色の組み合わせに迷った場合は、プロのカラーコーディネーターに相談してみるのも良いでしょう。
飽きない色の選び方
外壁の色は、長期間にわたって見ているものなので、飽きない色を選ぶことが大切です。
流行に左右されにくい、落ち着いた色を選ぶことをおすすめします。
例えば、ダークグレーやネイビー、ブラウンなどは、流行に左右されにくく、長く見ていても飽きにくい色です。
また、外壁の色を選ぶ際には、家の周りの環境も考慮しましょう。
自然豊かな環境であれば、自然に調和するような色を選ぶことが重要です。
反対に、都会的な環境であれば、都会的な雰囲気に合う色を選ぶことが大切です。
自分の好みだけでなく、家の周りの環境や家のデザインなども考慮して、じっくりと色を選びましょう。
濃い色の外壁の暑さ対策
夏場の暑さ上昇の原因
濃い色の外壁は、太陽光を吸収しやすく、夏場の暑さ上昇につながります。
黒い服を着ると暑いように、濃い色の外壁は、太陽熱を吸収し、外壁の温度が上昇します。
その熱が建物内部に伝わり、室温の上昇を引き起こします。
特に南向きの壁は、直射日光を長時間浴びるため、温度上昇が顕著です。
この室温上昇は、冷房効率の低下や電気代の増加にも繋がります。
遮熱塗料の効果と選び方
夏場の暑さ対策として、遮熱塗料の活用が有効です。
遮熱塗料は、太陽光を反射する性質を持つため、外壁の温度上昇を抑える効果があります。
遮熱塗料を選ぶ際には、反射率の高さが重要なポイントとなります。
反射率が高いほど、太陽光の反射効果が高まり、外壁の温度上昇を抑えることができます。
また、遮熱塗料には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。
塗料の種類によって、耐久性や価格などが異なります。
そのため、予算や建物の状況に合わせて、最適な遮熱塗料を選ぶことが大切です。
外壁の断熱対策
遮熱塗料に加え、外壁の断熱対策も暑さ対策には有効です。
断熱材を使用することで、外壁からの熱伝導を抑制し、室温の上昇を防ぐことができます。
断熱材は、外壁の内側や外側に設置することができます。
外側に設置する場合は、外断熱工法と呼ばれ、外壁全体の断熱性能を高めることができます。
内側に設置する場合は、内断熱工法と呼ばれ、比較的簡単に施工できます。
断熱材の種類も様々です。
グラスウールやロックウールなどの一般的な断熱材から、高性能な断熱材まで、様々な種類があります。
予算や建物の状況に合わせて、最適な断熱材を選ぶことが重要です。
濃い色の外壁塗装の価格について
価格が高くなる理由
濃い色の外壁塗装は、価格が高くなる傾向があります。
これは、濃い色の塗料を作るために、より多くの顔料が必要となるためです。
顔料は、塗料の色を決定する成分であり、濃い色ほど多くの顔料が必要になります。
また、濃い色の塗料は、生産数が少ない場合もあります。
生産数が少ないということは、製造コストが高くなる可能性があります。
そのため、濃い色の塗料は、薄い色の塗料に比べて価格が高くなる傾向があります。
コストを抑える方法
濃い色の外壁塗装のコストを抑えるためには、いくつかの方法があります。
まず、塗料の種類を見直してみましょう。
フッ素樹脂塗料や無機塗料は高耐久性ですが、価格も高めです。
アクリル塗料やシリコン塗料など、価格が比較的安価な塗料を選ぶことで、コストを抑えることができます。
また、塗装面積を小さくすることで、コストを抑えることができます。
例えば、外壁の一部にのみ濃い色を使用し、残りは薄い色にすることで、コストを抑えつつ、デザイン性も確保できます。
塗料の種類と価格
塗料の種類によって、価格が大きく異なります。
一般的に、無機塗料>フッ素樹脂塗料>シリコン塗料>アクリル塗料の順に価格が高くなります。
無機塗料は、最も高価ですが、耐久性や耐候性に優れています。
フッ素樹脂塗料も高耐久性で、無機塗料に次ぐ価格帯です。
シリコン塗料は、フッ素樹脂塗料や無機塗料に比べて価格が安価で、中程度の耐久性を持っています。
アクリル塗料は、最も安価な塗料ですが、耐久性は他の塗料に比べて低いです。
塗料を選ぶ際には、予算と耐久性のバランスを考慮することが重要です。
外壁塗装における濃い色のメリット
高級感と重厚感の演出
濃い色の外壁は、高級感と重厚感を演出することができます。
ダークブラウンやネイビー、グレーなどの濃い色は、落ち着いた雰囲気を醸し出し、洗練された印象を与えます。
特に、モダンなデザインの住宅や、重厚感のあるデザインの住宅には、濃い色の外壁が良く似合います。
濃い色は、光の反射が少ないため、外壁全体が引き締まって見え、存在感のある住宅を演出することができます。
個性的な外観デザイン
濃い色の外壁は、個性的な外観デザインを実現することができます。
一般的な住宅ではあまり見かけない濃い色は、周囲の住宅と差別化を図り、個性を際立たせることができます。
また、濃い色は、デザインの自由度も高いです。
様々な色や素材と組み合わせることで、オリジナリティあふれる外観デザインを実現できます。

まとめ
濃い色の外壁塗装は、高級感や個性を演出できる魅力的な選択肢ですが、色褪せ、汚れの目立ちやすさ、劣化の目立ちやすさ、暑さ上昇、価格の高さと、様々なデメリットも存在します。
しかし、耐候性・防汚性が高い塗料の選択、定期的なメンテナンス、遮熱塗料や断熱材の活用、色の組み合わせの工夫など、適切な対策を行うことで、これらのデメリットを軽減し、長く美しい外壁を維持することができます。
濃い色の外壁を検討する際には、メリットとデメリットを十分に理解し、慎重な計画と準備が必要です。
専門業者との相談も忘れず、後悔のない選択をしてください。
当社では、西宮市・尼崎市・伊丹市周辺で素材を長持ちさせる塗装・防水工事を、高品質の材料と熟練の職人によって提供しております。
もし、施工後の耐久性やアフターサービスが気になる方は、ぜひ当社までご相談くださいね。

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