そろそろ外壁塗装を検討しようと調べてみたら

塗料には沢山種類があり、どれを選べばいいのか分からない！

耐久性重視の場合は無機塗料がオススメ！と書いてあるが、

他の種類と何が違うのか、注意点は何か知りたいという方へ向けて

無機塗料の特徴について今回はご説明させていただきます。

是非参考にしてみてください！

無機塗料とは何なのか？

無機塗料とは無機物という炭素を含まない物質で作られた塗料のことです。

無機塗料の素材には主にケイ素やセラミックなどの鉱物が使用されています。

無機物は紫外線にとても強いため、強い衝撃が加わらない限り劣化しません。

そのため、耐用年数が他の塗料と比べて非常に長くなります。

しかし、成分がすべて無機物だと固すぎるため、塗料としては使えません。

実際に使用する場合、有機物に無機物を加えて使用しているため、

無機塗料は無機ハイブリット塗料とも言われています。

無機塗料のメリット・デメリット

＊メリット

無機塗料のメリットとしてまず挙げられるのが耐久性の高さです。

無機塗料は上記でも紹介したように紫外線による劣化が起きません。

有機物を混ぜて使用しても主成分が無機物なので、紫外線の影響はほとんど受けないでしょう。

そのため、無機塗料の耐用年数は20年以上と言われています。

また、外壁が汚れても水で洗い流せば簡単に落ちるため、外壁が汚れにくいです。

さらに、有機塗料にはあまりない不燃性という特性も持っています。

無機塗料はものが燃えるために必要な炭素を含んでいないため、

火事による延焼を心配する必要がありません。

このほかにも、無機塗料はカビや苔が生えにくい性質があります。

カビや苔は有機物を栄養にして繁殖します。

無機塗料は有機物が少ないため、カビや苔が生えづらくなります。

＊デメリット

まず、無機塗料は有機塗料に比べて値段が高くなることが挙げられます。

有機塗料の場合は昔から存在し種類も豊富にあるので、価格が高くなることはあまりありません。

一方、無機塗料は最近登場した塗料なので、普及率が低く入手が難しいため値段が高く設定されています。

塗装業者によって、品質が変化しやすいこともデメリットとして挙げられるでしょう。

技術がない業者が塗装すると数年で塗膜が剥がれてしまうからです。

そのため、無機塗料で塗装する際は業者選びは慎重に決めると良いかもしれません。

また、柔軟性が低く塗膜が固いので、ひび割れが起こりやすくなります。

そのほかにも、塗料の種類が少なくデザインにこだわりにくい点もあります。

さらに、建材によっては無機塗料による塗装ができません。

そのような建材に塗ってしまうと、ひび割れや塗膜の剥がれが起きやすくなります。

建材の一例として現在人気のサイディングやモルタルなどがあります。

無機塗料に向いている家の特徴とは？

ここまで、無機塗料の特徴について紹介してきました。

ここでは、上記の内容を踏まえて無機塗料に向いている家を紹介したいと思います。

近くに工場や道路がある

このような場所は毎日ガスが排出されているので、外壁が汚れやすくなります。

そのため、汚れに強い無機塗料はおすすめだと言えるでしょう。

光触媒塗料で屋根を塗装している

光触媒塗料も耐用年数が20年近くあるため、それに合わせて外壁を無機塗料で塗装することで、

次の塗装のタイミングを同じにできるからです。

まとめ

今回は、無機塗料について紹介しました。

無機塗料は環境の変化に強く長持ちしやすいというメリットがあります。

一方で、ひび割れが起こりやすかったり塗装の費用が高くなったりするなどのデメリットもあります。

これらの特徴を考慮した上で、無機塗料の使用を検討してはいかかでしょうか？

詳しい相談をご希望の方は、お気軽にお問合せください！

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