住宅で雨水の侵入が起こってしまうと、大変ですよね。
雨漏りや、それによって発生するカビを防ぐためには、外壁の防水性が重要です。
今回は、そんな外壁の防水性と、防水性を高めてくれる防水塗料についてご説明します。

□外壁の防水性とは？

外壁の防水性とは、水をはじき、家屋への雨水の侵入を防ぐ機能のことです。
外壁に塗られている塗料には、雨水をはじく機能が備わっているのですが、年月の経過によってこの機能が失われると、雨水が侵入しやすくなってしまいます。

防水性が失われた状態というと、主に外壁にひび割れが多くなってきたり、外壁を手で触ると粉が手に付着する状態であったり、塗装がはがれて壁の下地がむき出しになっている状態のことを指します。
このような状態を放置していると、雨漏りや白アリの侵入を招き、カビやダニが発生してしまうこともあるでしょう。

住宅の寿命を延ばし、快適な生活を長く送るためには、外壁の防水性が非常に大切ということですね。

外壁塗装に使用される塗料には、種類によってそれぞれおおよその耐用年数が決まっています。
ご自分の住宅に使用された塗料を確認し、耐用年数を過ぎていたら、塗り直しを検討してみてはいかがでしょうか。

□防水機能のメカニズムとは

塗料はどのようにして雨水の侵入を防いでいるのでしょうか。

弾性力の高い塗料を使用すると、壁にひび割れが発生した際、ひび割れに合わせて塗料が伸びます。
そうすることによって、多少のひび割れが起きたとしても塗膜が破れないので、壁に雨水が侵入するような穴は開きません。
まだ築年数が浅く、壁にひび割れが起こっていなければ問題ありませんが、ひび割れが起こっていて、かつ塗料の伸縮性でひび割れをカバーできていないのであれば、外壁の塗り直しのタイミングなのかもしれません。

□防水塗料の種類とは

防水塗料は、弾性塗料とも呼ばれています。
防水塗料には、大きく分けて、3つの種類があります。

1つ目は、単層弾性仕上げです。

これは、3回塗りで仕上げる一般的な手法です。
防水塗料を重ねて塗るため、厚みが増し、ひび割れのカバーが可能になります。
メリットとしては、2回分の上塗りを同じ塗料で行うため、比較的コストをかけずに施工できるといった点があります。
デメリットとしては、他の防水塗料の塗装の手法に比べ、耐久性がそれほど高くないことが挙げられるでしょう。

2つ目は、複層弾性仕上げです。

これは、5回塗りで仕上げる手法ですが、中塗りと上塗りの2回ずつは、別々の塗料を使用します。
メリットとしては、単層弾性仕上げよりもさらに塗膜の厚みが増すため、防水性がより高くなるといった点が挙げられます。
デメリットとしては、作業工程が増えるため、材料費や人件費といった工事費用が高くなってしまうといった点があります。

3つ目は、微弾性仕上げです。

これは、3回塗りで仕上げる手法ですが、下塗りの1回で、「微弾性フィラー」という下塗り材を使用します。
メリットとしては、下塗り材に弾性があるため、既に発生しているひび割れを埋められるといった点が挙げられます。
また、複層弾性仕上げに比べて作業工程が少ないので、工事費用がそれほど高くならないといった特徴もあります。
デメリットとしては、複層弾性仕上げと比較すると、防水性にやや劣るといった点があります。

□まとめ

今回は、防水塗料の特徴と施工方法別の特徴をご紹介しました。
防水性が低下すると、雨漏りやカビといったあらゆる問題が起こりかねないので、早めに対策しましょう。
当社では、雨漏りを防ぐ、防水性の高い外壁塗装を行っています。
西宮市周辺で外壁塗装をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。

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