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屋根のカバー工法に関する基本知識を解説します!


屋根の劣化にお悩みをもつ方は多いのではないでしょうか。
劣化を受けてカバー工法について検討しているものの、カバー工法が一体どのような工事なのか分からないという方もいらっしゃると思います。
そこで今回の記事では、カバー工法について詳しく解説していきます。

□屋根カバー工法とは

□屋根カバー工法とは

・ガルバリウム鋼板屋根が主流

屋根カバー工法とは、新しい屋根材を元々あった屋根の上に重ねる施工方法です。
この施工方法は、耐用年数が短いとされている屋根リフォームに使用されることが多いです。
また、屋根カバー工法の屋根材は軽いことが条件になります。
それにより、使用される屋根材はガルバリウム鋼板屋根が主流とされています。

・施工方法

屋根材に付着している汚れや埃を綺麗に取り除き、高圧洗浄で屋根を水洗いしてルーフィングの接着を良くします。
次に、棟板金の撤去をして元々の屋根の上にルーフィングを設置します。
以上の工程が終わってようやく新しい屋根材の施工に取り掛かかり、最後に棟板金等を取り付けて完成です。

□屋根カバー工法のメリット、デメリット

*メリット

・遮音性、防水性、断熱性が向上する

屋根カバー工法では、特に夏の暑さ対策に効果を発揮します。
屋根カバー工法では断熱材が使われ、更には元々あった屋根との間に通気層が形成されるので、より断熱性が向上するという原理です。
また、雨漏り対策としてルーフィングと呼ばれる防水紙を張るため雨漏れ対策も万全です。

更に、石材チップの金属屋根材は表面に加工が施されてるため雨漏れ対策の効果が特に発揮されます。
更には、必然的に屋根が二重構造になるため雨音も気になりにくくなるといわれています。
特に屋根材を石材チップ系のものにすると、より雨音の軽減に繋がります。

・リフォームの費用が安い

金属屋根材にはバリウム鋼板と呼ばれる錆びない素材が使用されているため、比較的に長持ちするとされています。
これにより、葺き替え工事よりも安価に施工できるのです。
また、屋根カバー工法にするとライフサイクルコストを下げることができるので、必然的にトータルコストも抑えることが可能になります。

・工期を短く済ませられる

葺き替え工事は、廃材処分や撤去作業が不要なので工期期間を短縮することができます。
屋根の形やその大きさにもよりますが、屋根カバー工法の工事期間はおおよそ1週間前後とされています。

・トラブルが少ない

屋根カバー工法では、撤去時にホコリが立つこともなく騒音が発生してご近所トラブルに発展する可能性がありません。
また、産業廃棄物用であるダンプカーやコンテナが要らない点も、トラブルを少なくできる大きな要因であるといえます。

・アスベストにも対応可能

2004年以降に建てられた物件には、ほとんどの確率でアルベストが使用されています。
このアルベストは管理が大変難しく、撤去には手間と費用がかかると言われています。
しかし、屋根カバー工法では元々の屋根材を撤去する手間を必要とせず、アルベスト材が含まれている屋根の上からそのまま被せるだけで施工できます。

*デメリット

・耐震性に影響する可能性

屋根カバー工法は、行ってしまうと新しく被せる屋根材分の重さがどうしても加わってしまいます。
屋根カバー工法で使用される金属屋根は、金属というだけあってとても重たいイメージを持たれがちですが、実際には板の厚みも0.3から0.4センチと非常に薄く、ガルバリウム鋼板はとても軽いのです。
また、屋根に乗せた時には全体に重さが分散されるので耐震性能にはそれほどの影響はありません。
更には、新築屋根の耐荷重計算では積雪分も考慮して計算が行われているため、豪雪の地域以外でしたらほとんど問題がないと言えます。

・瓦屋根にはほとんど対応ができない

基本的に、屋根カバー工法は元々の屋根材の上に被せる工法であるため、作られた際に金属系屋根材が使用されていると施工不可能になってしまいます。
屋根は、軽くなればなる程、住宅の耐震性能が向上します。
そのため、屋根カバー工法の検討を機に、あえて陶器瓦から金属屋根へ屋根を交換するのも悪くないでしょう。
自宅の耐震性能を向上させたいという方にはとてもおすすめな選択肢です。

・内部補修が必要な場合には施工不可能

元々の屋根が既に劣化しており雨漏りが起きている場合、下地の張り替えや補修が必要になってしまいます。
このような場合には、そのままの状態で屋根カバー工法を行うことができないので、屋根カバー工法を行いたい場合には傷んでしまっている下地を部分的にでも撤去して補修しておく必要があります。

□カバー工法で気を付けるべきポイント

・下地の傷み具合

下地の痛みは、しっかりと診断できる業者にチェックしてもらう必要があります。
カバー工法をする際にもっとも気をつけなければならないポイントが、下地の腐りです。
下地が腐ってしまっていると、釘やネジがしっかりと固定されません。
これらは、強風で屋根が剥がれてしまう原因になるので注意しなければなりません。

・下地の老け

下地には、腐ってはおらずとも老けという現象が起こるのをご存じでしょうか。
下地は、繊維の方向を互い違いに重ね合わせた5枚の板によってできています。
しかし、湿気によって粘着力が落ちると剥がれの原因になるのです。
このような現象を下地の老けと言います。

・カバー工法ばかり勧める業者

アスベストの処理費用が高いからという理由をつけてカバー工法ばかり勧めてくる業者も多くいます。
このような業者は、工事費用が安い方が受注しやすいと考えて進めている場合が多いです。
また、技術がなくて葺き替え工事ができない、アスベストの含まれた屋根材を処理する資格を持っていない場合にもカバー工法を勧めてくる場合があります。
カバー工法は葺き替え工事に比べて工事の工程が少なくなる分、専門職人でなくても工事できてしまう場合があるのです。
このような事例は一般客では中々見分けることが難しいため、工事をおこなった後のトラブルが非常に多発しているのが現場です。

□カバー工法の実例と施工手順

カバー工法では、まず屋根材の1番上にある棟板金と棟板金の下にある貫板を撤去します。
この際に雪止めが設置されているのであれば併せて切断を行いましょう。

次に、元々の屋根材の上に防水紙を敷きます。
軒先部分から防水紙を敷くことによって雨対策になり、2重3重と重ねるほどに防水強度は上がります。
次の工程では、先ほど敷いた防水紙の上から新しい屋根材を敷いて軒先の方から順番にビスや釘でとめていきます。

そして、貴板と棟板金を設置します。
棟板金については、ガルバリウム鋼板が腐食しにくくおすすめです。

最後は棟板金にコーキング処理を行っていきます。
棟板金同士が重なり合う部分は雨漏れが起きやすいので、隙間をコーキングで埋めて雨漏り対策をしっかりと行いましょう。
以上の工程を経て、カバー工法は完成になります。

□カバー工法の実例と施工手順

□まとめ

今回の記事では、カバー工法をご検討中の方に向けて屋根カバー工法とはどのような工事なのか、またカバー工法のメリットデメリット、カバー工法で気をつけなければならないポイント、更にはカバー工法の実例と手順についてご紹介しました。
カバー工法に関してお悩みの方は、まずはカバー工法が実際に可能なのかを下地の状況を見てチェックしてみましょう。
外壁塗装や屋根塗装にご興味のある方は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。

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株式会社DOOR(プロタイムズ阪神中央店)
代表 小林から地域の皆様へご挨拶

株式会社DOOR(プロタイムズ阪神中央店)

代表取締役 小林正弘

お客様満足の最大化をモットーに
お客様のお家を長持ちさせるような高品質の施工を提供

弊社、外壁・屋根塗装専門店DOOR(プロタイムズ阪神中央店)は防水会社として創業して、西宮市、神戸市、尼崎市を中心に防水工事をやってきました。
また西宮市、神戸市、尼崎市では、累計500件以上の外壁塗装や雨漏り補修の実績があります。

弊社は、地域密着で防水事業を中心に展開してきましたが、お客様より外壁塗装や屋根塗装はできないのか?という声を多く頂き、外壁塗装・屋根塗装を手掛けるようになりました。
防水会社ならではの雨漏り対策からお家を長持ちさせる方法を考え、補修で終わる範囲であれば補修提案、塗装をした方がよい場合は塗装の提案をするという、そのお家に合ったご提案をしています。

私は、防水の職人から会社を興した経緯もあり、お家の劣化状況を知ることができる外壁劣化診断や雨漏り診断を重視しています。劣化箇所や原因の特定をした上での最適なプランをご提出しております。
さらに、私の想いとしては、塗装や補修をすれば終わりというわけではなくて、お家を長持ちさせるという想いでご提案をしたいと思っていますので、塗装をした後のアフターにも力を入れています。
初年度は定期点検を基にメンテナンスをしていきます。初年度以降は、1年間に1回の定期点検をして、何か補修が必要な場合はすぐに対応するようなアフターサービス体制をとっています。

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