外壁塗装の費用の相場について専門業者が解説します！

2020.3.10

外壁塗装を行う際に気になることして、費用が挙げられます。
どのような場面で費用がかかるのか知っておきたい方も多くいらっしゃるでしょう。
外壁塗装を検討の際、あらかじめかかる費用を知っておきたいですよね。
劣化の具合や、外壁の面積によっても費用は変わってきます。
今回は、外壁塗装の費用の相場について解説します。

□外壁塗装の相場は100万円が目安

外壁塗装を行う前に、あらかじめ相場について知っておきたいと考えている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
外壁塗装の相場は、一般的に100万円程度であると考えておくと良いでしょう。
外壁塗装の相場は、様々な要因によって変化しますが、平均的な大きさの一戸建ては30坪程度です。
そのため、30坪の住宅の相場である100万円程度を参考にしてください。

□外壁塗装の内訳は足場代、人件費、材料費、雑費に分かれる

外壁塗装にかかる費用の相場について解説しました。
外壁塗装を行うためには、いろいろな費用がかかります。
外壁塗装にかかる費用の種類は、大きく分けて4つあるのでそれぞれについて解説します。

1つ目は、足場代です。
塗装工事は、仮設足場といい、安定した足場を住宅の周辺に建設します。
安定した足場がなかったら、正確に塗装工事が行えないので、足場の設置は必ず行う必要があります。
足場の費用は、全体のおよそ20パーセントです。

2つ目は、人件費です。
人件費とは、職人や塗装工事に関わる人を動かすための費用です。
職人にかかる費用なので、依頼する方の能力や人数によって、費用が変動します。
また、日数によっても費用が変わることを知っておきましょう。
人件費は、全体のおよそ30パーセントです。

3つ目は、材料費です。
材料費とは、塗装工事に必要な材料にかかる費用のことです。
必要な材料として主に、塗料、養生シート、飛散防止ネット、サイディングボード、シーリング剤などが挙げられます。
材料費は、全体のおよそ20パーセントです。

4つ目は、雑費です。
雑費の内容として、業者が家に向かうための交通費や、工事をするための許可を得るためにかかる費用などが挙げられます。
雑費は、全体のおよそ30パーセントかかります。

□坪数別の相場について

外壁塗装にかかる費用の内訳について解説しました。
外壁塗装にかかる費用は、坪数によっても変わります。
坪数の注意点として、階数分の坪数の合計としてカウントします。
例えば、10坪で3階建てならば、30坪と考えるということです。
坪数別の相場は、塗料によっても異なります。
30坪の場合であれば、アクリルが51万円以上、ウレタンが60万円以上、シリコンが78万円以上、ラジカルが78万円以上、フッ素が90万円以上程度で考えておくと良いです。

□坪数別の相場を考える際の注意点を解説

坪数別の相場について解説しましたが、相場を考える際には、他にも考えるべきポイントがあります
ポイントは大きく分けて、劣化の度合い、足場の組みやすさ、外壁の長さの3つあります。

1つ目は、劣化の度合いです。
劣化の進行具合によって、工事費用が多くかかります。
ひび割れなどがある場合は、簡単な補修で済みますが、かなり劣化が進んでいる場合はそれなりに工事費用がかかってしまいます。

2つ目は、足場の組みやすさです。
上記で、外壁塗装の際に足場を組む必要があることを解説しました。
足場の組みやすさも工事にかかる費用に大きな影響を与えます。
隣の住宅と十分に距離があり、通常通りに足場を組めるのであれば、それほど費用はかかりません。
しかし、隣の住宅との距離が狭い場合、通常通りに足場を組めません。
そのため、普段よりも足場を組むのに時間がかかるので、費用が通常よりもかかります。

3つ目は、外壁の長さです。
同じ坪数でも、外壁1周の長さが異なることはご存知でしたか。
外壁の長さが異なると、坪数は同じなのに塗料を塗る面積が変わります。
そのため、塗装する面積が広いと、余分に費用がかかってしまいます。
また、外壁の材質の凹凸によっても、必要な塗料の量が変わります。
これらの、坪数別の相場を考える際の注意点が、いくつかあることは知っておきましょう。

□外壁塗装の基本項目には足場代、飛散防止ネット代、高圧洗浄代がある

これまで、外壁塗装にかかる費用の相場について解説しましたが、実際にどのようなことをするのかわからない方も多くいらっしゃると思います。
そもそも、外壁塗装工事をするメリットとして、住宅の耐久性を高められたり、部屋の断熱効果を高められたりします。
具体的には、主に3つの作業が行われ、それぞれにお金がかかります。

1つ目は、足場の設置です。
これは上記でも解説しましたが、外壁塗装のどのような状況でも足場は設置されます。
外壁の高い場所や、屋根を塗装する際に、より正確に塗装を行えるようにするためです。

2つめは、飛散防止ネットの設置です。
外壁塗装工事の際は、いくら気をつけていても、風などの影響で塗料が飛散してしまいます。
そのため、飛散防止ネットを設置することで、塗料が飛散しても大丈夫な環境を作り出します。
飛散防止ネットの設置にも費用がかかります。

3つめは、高圧洗浄です。
外壁塗装の際に、塗料を塗る前に高圧洗浄をする必要があることはご存知でしたか。
時間が経過した外壁は、前の残りの塗料や汚れ、コケなどが付着しているので、新しい塗料が付着しにくいです。
そのため、しっかりと高圧洗浄で汚れなどを落とします。

□悪徳業者に騙されないために相場を知る必要がある

外壁塗装工事は、基本的に業者に依頼して行う方がほとんどだと思います。
しかし、業者の中には、残念ながら悪徳業者が存在します。
悪徳業者に依頼してしまうと、工事が雑であったり、相場よりも高額な費用を請求されてしまったりする可能性があります。
そこで、悪徳業者に騙されないための方法について紹介します。

＊あらかじめ、外壁塗装工事の相場について知っておく

悪徳業者に騙されないための最も有効な手段として、外壁塗装工事の相場について具体的に知っておくことが挙げられます。
相場について知っておくことで、相場よりも高かったり、安かったりすることに気づけるでしょう。
これにより、相場より高額な費用を請求してくる業者を見抜けるのです。
しかし、相場よりも安すぎる業者についても少し警戒しておく必要があります。
作業の質が悪いなど、何か落とし穴がある可能性があるからです。

＊実績を見せてもらう

悪徳業者を見抜く方法として、実績をしっかりと確認することもかなり有効です。
優良業者は、実績を初めから公開していることが多いです。
また、実績を公開していなくても、依頼すれば見せてくれます。
しかし、悪徳業者は、実績がないので、明確に公開してくれる場合が少ないです。
実績がなければ、信用がないのでその業者を避けることをおすすめします。