神戸市の外壁塗装　施工事例

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神戸市中央区のSビルで、タイル補修工事が完了しました。

Sビルでは、目視でわかるタイルの剥がれがあり、落下事故になる危険があるため早急な対処をご希望されていました。

このように、ビルはタイル張り工法で施工されたものが多く、それに比例してタイルの浮きの問題も多くなっています。

費用、時間、負担（騒音・振動・粉じん）が無ければ、浮いたタイルは全て張り替えることが望ましいことですが、

ビル運営に支障をきたす為、全てのタイルの張り替えは難しいのが実情です。

優先順位として、万が一タイルが落下した場合、人に影響を及ぼす外壁面や、

見た目で確認出来るタイルの浮きの場合は張り替えを実施し、その他の箇所はピンニングを実施しているのが現状の改修工事になります。

タイルは裏面に「張り付けモルタル」を塗って張られていますが、気温の変化や経年劣化により、

モルタル、コンクリートはそれぞれ膨張収縮を繰り返します。

その結果、外壁のタイルやモルタルの一部が剥がれ落ちてしまったり、浮いてきたりすることがあります。

また、剥れや浮きが目で見てわかる状態だといいのですが、表面上は判別できなくても下地のところで浮きがある場合があります。

その場合は、パールハンマーという打診棒による音の違いで判断します。

打診調査によって、タイル自体の浮きの音か下地モルタルの浮きの音かを診断できます。

いずれにせよ、剥がれや浮きをそのままに放っておくと剥落事故につながる恐れがあるため、症状が出たら迅速な改修工事が必要です。

浮きタイルの補修方法（張り替え工法）

タイル自体の浮きは、タイル裏面の張り付けモルタルの充填不足や、

暑さ等で水分が急激に蒸発して張り付けモルタルが硬化しない現象によるもので、

通常の場合は浮いたタイルを剥がして新しいタイルに張り替えます。

タイル自体の浮きはタイル裏の空隙が狭く、※エポキシ樹脂を注入しても充填出来ない為、張り替え工法を実施します。

※エポキシ樹脂とは分子内にエポキシ基を2個以上含む化合物で、硬化剤との化学反応により優れた接着性・耐薬品性・耐熱性及び電気絶縁性に富んだ硬化物が得られる機能性樹脂です。この特性を利用して、塗料・電子電気・接着・建築・土木・複合材料などの様々な分野で広く使用されています。

浮きタイルの補修方法（ピンニング工法）

タイル自体の浮きでは無く下地モルタルの浮きの場合、電動ドリルでタイルの目地の交点に躯体コンクリートに貫通するまで穴を開け、

エポキシ樹脂を注入後、ステンレスピンを挿入する「ピンニング工法」を行います。

浮いたタイルが剥落しないようにエポキシ樹脂とステンレスピンで留める工法になります。

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