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外壁塗装をお考えの方へ!足場の必要性について解説します!
2022.3.29
「外壁塗装を考えている」
「塗装の際の足場って必要なのかな」
このようにお考えの方も多くいらっしゃるでしょう。
今回は、外壁塗装をお考えの方へ足場の必要性について解説します。
□外壁塗装で足場が必要な理由とは?
*安全管理のため
足場を設置する最大の目的は、高所で作業する方の安全を守ることです。
もしも作業現場で足場を組まず、転落事故等が発生してしまうと、施工会社側の負担ももちろんですが、工事を依頼した側の精神的負担も計り知れません。
労働安全衛生法においても、2メートル以上の高所で作業を行う場合は、必ず足場を組むなどの安全対策が義務付けられています。
外壁塗装では家の2階以上など高所への塗装を行うので、足場の設置は必要不可欠と言えるでしょう。
*施工品質を保つため
適切に足場を設置しないと、塗料をきちんと塗れず施工品質の低下につながる場合があります。
例えば、家の2階部分や3階部分などの高所では、足場がないとうまく塗装が行えず、塗りムラが発生してしまう可能性もあります。
塗りムラは家の外観が悪くなってしまうことにもつながるので、足場を組んで塗りムラがないよう丁寧に塗装を行います。
*近隣への配慮のため
足場を組むことで、上記のように足場自体が役割を果たすだけでなく、足場に飛散防止ネットを張るための骨組みとしても活躍します。
これは、塗料が近隣の建物等に飛散するのを防いでくれるものです。
足場によくついているグレーのネット上のものを想像していただけると理解がしやすいでしょう。
近隣の住宅や車、道路などに塗料が飛散してしまうと、近隣トラブルに発展してしまいます。
外壁塗装を行う際は、自分だけでなく、周囲の環境にも気を遣わなければいけません。
そのため、外壁塗装には足場が必要なのです。
□足場なし工法(足場を組まずに外壁塗装を行う)のデメリットとは?
施工不良が発生しやすい点が一番のデメリットです。
足場を組む理由の一つが、職人の方が作業しやすくなるからです。
足場があることで、塗装を行う職人の方の姿勢が安定したり、塗装に使われる仕事用具を手元においたりできます。
しかし、足場がない場合、手元が安定しないので、繊細な作業を行えません。
そのため、仕上がりのクオリティが下がってしまう危険性があります。
また、足場がないと近隣住民へ迷惑がかかってしまうことがあります。
外壁塗装を行う際には、塗装の前に高圧洗浄機で外壁の汚れを取ってから行うケースがあります。
長い間たまった汚れを塗装前にしっかり落とす必要があるからです。
足場を組んで外壁塗装を行う場合は、足場を覆うように飛散防止シートを装着します。
高圧洗浄による汚水や、塗装の際の塗料の細かな粒が飛び散って周囲の住宅等にかからないようにするためです。
足場がないと飛散防止シートの装着ができないため、近隣に迷惑がかかったり、クレームが入ってトラブルになったりします。
職人の方の安全確保が難しい点もデメリットです。
厚労省の定める「労働安全衛生規則」というルールでは、高さ2メートル以上の場所で作業をする際には足場を組み立て、作業板を設けると定められています。
職人の方の転落防止や、施工道具の転落防止などが目的です
2階建ての住宅の屋根までの高さは6メートルから8メートルほどです。
外壁塗装をする際は、塗料の入った缶を手に持ったり、身近においたりして作業をします。
片手に缶を持ちながら梯子を上るだけでも不安定なので、その環境で塗装工事を行うことは非常に難しいです。
□外壁塗装における足場の費用相場はどのくらい?
足場の組み立てや解体、運搬にかかる費用は、1平方メートルあたり600円から1000円あたりが相場です。
数年前は1200円以上が相場となっていましたが、現在では基本的に1000以内で抑えられることが多いです。
自分の住宅で足場にどのくらい費用がかかるのかは、建物の外周から計算できます。
建物の外周に8を足した値に、建物の高さをかけると求められる足場架面積という指標を用いて計算します。
建物の高さは、1階建ての平屋は3.5メートル、2階建ては6メートル、3階建ては8.5メートルを目安にすると良いです。
この足場架面積に、1平方メートル当たりの足場費用単価をかけることで、足場の設置かかる費用を求められます。
例えば、外周が25メートルで2階建ての家に、足場費用単価が1000円で足場を組む際には、19万80000円ほどかかると計算できます。
すなわち、一般的な30坪程度の住宅で外壁塗装を行う場合、足場だけでも15万円から20万円ほどかかります。
□外壁塗装における足場工事でのトラブルとは?
*近隣住民に足場のためのスペースが借りられない
家の周辺に足場設置のための十分なスペースがある場合は問題ありません。
しかし、隣家との間に十分なスペースがない場合、足場設置のために隣の敷地を借りなければいけない場合があります。
快く貸してくれる方であれば問題ないですが、貸すことを渋られたり拒否されたりすることもあります。
民法209条では、「隣家使用権」という権利が認められていて、隣人に対し敷地の使用を請求することは法的に認められています。
実際に、隣人に敷地の使用を拒否された方が、裁判を起こして使用する権利を請求した事例もあります。
もちろん隣人の家を傷つけるなどの損害を与えてしまった場合は補償しなければいけません。
事前に塗装会社と話し合っておくとトラブルを避けられるでしょう。
*足場が家を傷つけてしまう
足場の設置や解体の際に、家の外壁に傷がついてしまうことがあります。
この場合は施工会社が責任をもって保証してくれます。
しかし、外壁塗装は前回の塗装から10年以上の期間が空いて行われることが一般的です。足場の設置でできた傷なのか、もともとあった傷なのかを判別することは非常に難しいです。
こういったトラブルを避けるために、工事前の状態を写真に撮って残しておいたり、足場工事の様子を自分で見守ったりすると良いでしょう。
*防犯
足場が設置されている状態では、誰でも2階の窓やドアから侵入できてしまいます。
職人の方がいる昼間は問題ありませんが、夜など特に警戒が必要です。
飛散防止ネットが装着されていることが多く、周囲の方も足場の中の様子が見えず気づかない場合があります。
足場を設置しているときは、いつも以上に家の戸締りに注意したり、足場の入り口に鍵をかけたりするなどの対策を行いましょう。
*悪徳セールスに気を付ける
一般的に足場にかかる費用は、外壁塗装の費用全体の20パーセントほどを占めると言われています。
しかし、中には足場を無料で設置するとセールスを行ってくる業者や、相場よりもかなり低い金額を提示してくる業者もいます。
一見するとサービスされていてお得に感じてしまうかもしれませんが、このような業者には注意が必要です。
このような業者は、足場にかかる費用を塗装料や人件費などに上乗せして提示してくる場合が多く、結果的に総費用が割高になってしまう危険性があります。
塗装工事全体での費用を考えて、悪徳業者に騙されないよう気をつけることが大切です。
□まとめ
今回は、外壁塗装をお考えの方へ足場の必要性について解説しました。
外壁塗装での足場の重要性について理解していただけましたか。
本記事を参考にしていただければ幸いです。
西宮市周辺で外壁塗装をお考えの方は、ぜひ当社にお任せください。
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