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西宮市A様邸の屋根・外壁塗装を行いました。既存屋根は「スレート瓦」外壁は「モルタル壁」です。

2023.10.19

ビフォーアフター

工事詳細

ハウスメーカー
施工箇所	外壁塗装　屋根塗装
外壁塗装	上塗り：アステックペイント　シリコンREVO1000 /耐用年数13年～16年下塗り：アステックペイント　ホワイトフィラーAⅡ
屋根塗装	上塗り：アステックペイント　スーパーシャネツサーモSi / 耐用年数13年～16年下塗り：アステックペイント　サーモテックシーラー
付帯部塗装	軒天井・破風板・雨樋・帯板・雨戸・戸袋・庇・換気フード・水切り金物木製格子・玄関木部
使用色	外壁：8091 ブロークンホワイト屋根：9112 エバーグリーン
コーキング工事	サッシ廻り・破風板ジョイント部・屋根壁取合い・樋足元、庇・換気フード廻り
工事期間	２０２２年９月２８日～２０２２年１０月１９日
ご依頼のきっかけ（お悩み事）	定期メンテナンス

施工写真

西宮市　外壁塗装

高圧洗浄

塗装の前に高圧洗浄を行います。

塗装をする際に、なぜ高圧洗浄が必要なのかというと、屋根や外壁に付着した汚れやホコリ、カビ、コケ、藻、剥がれかけた塗膜などを取り除かないまま上から塗料を塗り重ねてしまうと、仕上がり（見た目）が悪くなるだけでなく、塗装後早々に塗料がはがれるなどの不具合が発生してしまう可能性があるためです。

コーキング工事

施工箇所を清掃し、コーキング材をしっかり密着させるために接着剤の役割を果たしてくれる「プライマー」と呼ばれる下塗り材を塗布します。その後新しいコーキング材を充填し完了です。

コーキング材は外壁のひび割れをおこしにくくし、雨漏れ防止対策にもなります。

屋根塗装

スレート瓦にタスペーサーを設置します。
スレート屋根に塗装した場合、屋根と屋根の重なり部分の隙間を塗料が覆ってしまい、上の素材と下の素材がくっ
ついてしまいます。
そうなった場合、雨が降った時に水の逃げ場がなくなってしまい、下地の腐食や雨漏りの原因となります。

これを回避するために下塗り後、屋根と屋根の間に隙間を作るためにタスペーサーを入れることで屋根材を持ち上
げた状態で固定し縁切りした状態を維持します。

その後アステックペイントサーモテックシーラーを使用し下塗りを行います。

シーラーは塗ることにより上塗り材との密着効果を高めるだけでなく、上塗り材が下地に吸い込まれるのを防ぐ効果があります。

その後アステックペイントスーパーシャネツサーモSiで中塗り、上塗を行います。

この塗料は高い遮熱性と防水性、撥水性（水を弾く性質）を持つシリコン塗料で、紫外線にも強く色あせしにくい
ため長期間美しい外観を保つ事ができる塗料です。

外壁塗装

アステックペイントホワイトフィラーAⅡを使用し下塗りを行います。

フィラーは外壁の微細なひび割れ、凹凸や段差、ピンホール（表面の細かな穴）がある場合、表面を平滑にしたり穴
を埋める役割があります。

その後、アステックペイントシリコンREVO1000で中塗り、上塗を行います。

この塗料は「耐候性」「遮熱性」「低汚染性」をバランス良く兼ね備えた塗料です。
シリコン成分が一般の塗料の3倍含まれており、「ラジカル（塗膜を劣化させる成分）」の働きを抑制する高耐候型
白色顔料を使用しているため、塗膜の劣化を抑制し高い耐候性を持っている塗料となります。

付帯部塗装

軒天井・破風板・雨樋・帯板・雨戸・戸袋・庇・換気フード・水切り金物木製格子・玄関木部などの付帯部塗装を行います。

鉄部にはケレンを行い、錆止めを塗布後、上塗を行います。

付帯部とは、外壁塗装のなかで壁以外の塗装を行う部分のことを指します。

使用塗料

今回の工事で使用した塗料の搬入写真と空缶写真です。

最後に

外壁材と屋根材をご紹介します。

・モルタル壁

モルタルとは、セメントと砂（細骨材）を1：3の割合で水と練り混ぜてつくった材
料で施工した湿式工法（※コンクリート打ちや左官工事などがある工法）の外壁のことです。

特徴
コストが安く、ペースト状で施工しやすい、防火性能があるため、建築現場でよく使用される材料です。
モルタルの外壁は、非常に丈夫なイメージがありますが、素材自体の防水性能は低いため、塗装をすることで素材を水から守っています。
防水機能を果たしている塗膜が劣化してくると、徐々に水分を吸収し“クラック”と呼ばれる亀裂（ひび割れ）が生じてきます。
これを放置しておくと亀裂からさらに水分が入り、壁の内部を腐らせてしまう恐れがありますので、塗り替えやコーキングの補修などの定期的なメンテナンスが必要です。

・スレート瓦(カラーベスト、コロニアル)

スレート瓦は、厚さが4.5mm、内容成分は85％がセメント、15％の石綿（アスベス
ト）で構成されています。※ノンアスベスト瓦は繊維増量材で構成されています。

特徴
高度なコンクリート成形技術により、寸法精度が高く、施工性がよい特徴がありま
す。また、断熱性や耐震性にも優れ、デザインにも多様性がある建材です。主成分
がセメントのため、素材自体に防水性がなく、表面に塗装をしています。アクリル
樹脂塗装がされているものが多く、その耐久年数は５～７年です。
そのため、10年を経過するスレート屋根は防水性が切れて、色の変色、藻やコケの
発生などが多く見受けられます。

プロタイムズ阪神中央店では、外装劣化診断報告書以外にも塗替えイメージのご相談も行っております。

ご興味のある方はお気軽にお申し付けください。

塗替えイメージサンプル